1、酒ランシーンツバサたちはある店の前に来ていた。「店で未成年ってばれたらやばくないか?」 「駄洒落か?店で未成年とか。」 刻神のセリフにクロイツが茶々をいれる。 「心配しなくても大丈夫だよ。前ここに来たことあるから。」 シェアは言うなり店へと入る。 店内は休日だけあって人でいっぱいだ。 おまけに酒臭い。 「マスター、予約してた席あいてる?」 横から竜水が入ってきた。 「あれ?みんなもういたの?」 「おまえも呼ばれたのか?」 竜水は頭を振る。 「本当はイマジンくんと遊ぶ約束あったんだけど、すっぽかした。」 ツバサはイマジンを心底かわいそうに思った。 マスターと呼ばれた男性はツバサ達を奥へと案内した。 「ここは・・・。」 魔力で覆われた部屋。 「ここは酒を飲んでも体に悪影響が出ないように『解呪』の魔法がかけられている。」 「解呪!?呪い解く魔法だろ、それ!」 シェアは大丈夫と言い、マスターに 「人数分、ビールを。」 と、頼んだ。 |